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石化・凍結などの所謂『固め系』の話題について、アレコレ呟きながらじわりじわりと更新されるブログです。脱不定期更新を目指してSSにも現在挑戦中。

リトル・プリンセス〈5〉 氷の城のアナスタシア姫

リトル・プリンセス〈5〉 氷の城のアナスタシア姫リトル・プリンセス〈5〉 氷の城のアナスタシア姫
(2007/12)
ケイティ チェイス

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固めネタに関してはとにかく幅広く扱ってみたいと思いますので、今回は少し毛色の変わった作品のご紹介です。
子供の頃に一度は目にしたような、可愛らしくもどこか懐かしい雰囲気も漂わせるお姫さまが表紙のこの一冊。
……普段の私の傾向からすれば、ちょっと縁が遠そうな気もしますね(笑)

私がこの本について知ったそもそものキッカケは、固体少女さんに雷羅さんが書き込まれた情報でした。
凍結ネタが数枚の挿絵で描かれている……という説明に、なにやら突き動かされる物を感じたのを覚えています。
当時の私は今みたいにAmazonさんを使う習慣が無かったので、この本を買ったのがまた実店舗だったんですね。
ちょっと恥ずかしいと思ってるのが顔に出ないよう、必死に平静を装ってレジに並んだのをよく覚えてます(笑)

そんなほろ苦い(?)思い出もあるこの本ですが、雷羅さんのお墨付きもあって凍結ネタは素晴らしい物が!
サイレントヒルで凍結ネタが個人的に盛り上がりつつありますので、今回ご紹介したいと思います。
改めまして雷羅さん、美味しい情報をありがとうございました!

●ここがアナスタシア姫の世界か……(物語の舞台)

二年間の旅行に出かける為、住まいであるスコットランド地方の古城を空ける事になったロザムンド大おばさん。
主人公の少女・ロージーは大おばさんの頼みで古城の留守番をする事になりました。

世界中で不思議な品物を集めるのが趣味の大おばさん、ロージーがその間退屈しないよう古城のあちこちに『プリンセスとの冒険』を隠しています。
これまで4人のプリンセスの世界を巡ったロージーが今回見つけたのは、マトリョーシカ人形に隠された『アナスタシア姫の世界』の冒険。
そこは深い雪に覆われ、冷たい風が吹きつける氷の世界でした――

冷気が支配する世界。
この先の展開に否応無しにテンションが上がる、本当にお見事な掴みと言わざるを得ません。
その世界にある一つの城。アナスタシア姫がいるその城が、この物語の主な舞台となります。

●大体わかった(物語の導入・凍結描写)

アナスタシア姫のお城で開かれていたクリスマスの七日前に開かれる舞踏会。
そこに森の魔女・ババヤガが突如として乱入し、氷の呪いでアナスタシア姫を除く全ての物を凍結させてしまいました。
氷の呪いを解くタイムリミットはちょうど一週間。
クリスマスの夜が終わる深夜0時を過ぎると、呪いに掛った人々は永遠に凍りついたままになってしまいます。
意気投合したロージーとアナスタシア姫は、何とかして魔女ババヤガを懲らしめようと奮闘するのですが……というのが主なあらすじのこのお話。
フェチ的な見所は、やはり『凍り付いた城の描写』に尽きます。

この作品の素晴らしい所は、本文で人々の凍結が描写された場面について、それぞれに挿絵が付いている所なんですね。
挿絵の凍結表現は、基本的に人物が身体から氷柱を垂らしているという物ですが、所々をぼかす事で全身が氷の膜に覆われている事がよく解る描写になっています。
一見シンプルにも見えますが、見れば見るほどに味わい深い表現ですよ。おススメです。

●この世界での私の役割は……(挿絵その1)

肝心の内容は以下の3つになります。

39頁、舞踏会の真っ最中に全てが凍り付いたダンスホールが描かれています。
主に確認できるのは男女のペアが四組。全員がダンスの最中に凍り付いており、一様に楽しげな雰囲気のまま固まっているのが印象的。
表情がハッキリと解るのは一番手前にいるペア一組だけではありますが、笑顔の女性の横顔が見られるので個人的には多いにツボだったりします(笑)
正装に身を包んだ氷像で埋め尽くされたダンスホールの光景は、正に壮観の一言!

41頁、アナスタシア姫の兄、アレクセイ王子とその婚約者のイリーナが、ソファに腰掛けたまま凍り付いている姿が描かれています。
互いに見つめあい、それぞれの手を握った姿で凍り付いているこの二人……何とも幸せそうな光景ですが、その実は刻一刻と完全な氷像と化すカウントダウンが始まっているというギャップが何とも美味しい一枚です。
注目したいのは、やはり婚約者のイリーナさん。
育ちの良さそうな優しげな頬笑みを浮べているのですが、凍り付いたが為に虚ろな瞳になっているのが個人的ポイント。
何かを語りかけようとしている手の仕草も非常に可愛いのです。今回最大のツボでした(笑)

43頁、国王と王妃に加え、警護兵のイワンと城の魔法使いのニコライ老人。計四名が凍り付いています。
正に剣を引き抜こうとした瞬間に凍り付いた兵士のイワンに、杖から閃光の魔法を放つ姿そのままに凍り付いたニコライ。
そして、自分たちを守るように立ち塞がる二人を不安げに見つめる王と王妃……
楽しげな雰囲気で凍っていた前頁までの被害者とは対照的に、こちらは実に緊迫した雰囲気。

ここ、個人的なツボが凝縮されてるんですよ。
兵士のイワンと魔法使いのニコライ。二人とも男性なので直接的に私のツボではないのですが、この二人が凍り付いている状況が実に良いんですね。
共通して言えるのは『あと少しでも早く行動できていれば、あるいは何とかなっていたかも知れない』という事。
こういう『何かを為そうとしている姿』で固まっているというシチュに、私は非常に弱いんです。
結果的に敗れてしまった姿が、生々しく彫像という形で残されている……という辺りが琴線に来るんですよねー。
『剣を引き抜く』『魔法を放つ』このどちらも、凛々しいお姉さんに置き換えて妄想に励みたい物です(笑)

勿論、怯えた面持ちの王妃様も可愛くてお気に入りですけどね(笑)

●どうやら氷像の真似をする事らしい(おまけ;挿絵その2)

雷羅さんも書き込みで触れられていましたが、この後再び城にやってきたババヤガの目を逃れる為、ロージーは氷の欠片を被って動かないフリ……
つまり、凍り付いた人間になりすます訳です。
この場面は51頁で挿絵が用意されています。
実際に凍結している訳ではないのですが、笑顔を浮かべた氷像のふりをするロージーの図は妄想には打ってつけです。
彼女はこの物語で割と凍結未遂になってますので、尚更妄想が楽しめるかもですよ(笑)

●ロージーよ、次の世界がお前の墓場となる……!(最後に

主に挿絵についてご紹介してきましたが、テキストでの凍結したお城や人々の描写も非常に丁寧にされています。
こういう児童文学も固めネタの意外な宝庫。興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ご一読を是非ともおススメしたいと思います!

……所々に世界の破壊者と約一名が混じっているような気がしますが、そこはご愛嬌で(笑)
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