去年に製作開始の報せを聞いて以来、とにかく公開が楽しみだった映画です。
8人のウルトラマンの時代を超えた大集合、横浜上空で繰り広げられる超巨大怪獣との空中戦……
正に全編が見所の塊のような映画でしたが、やはりどうしても外す事ができないのは
ヒッポリト星人の再登場
固めフェチとしましては、ある意味これが最大の見所ですねー。
余りの素晴らしさに既に二回観に行ってはいるのですが、ここは固めフェチ的に注目した部分を書いてみたいと思います。
・ブロンズ像化されたメビウス
黒い竜巻と共に山下埠頭に出現した双頭怪獣キングパンドン。
ウルトラマンメビウスは激闘の末にこれを倒すのですが、直後メビウスは謎のカプセルに閉じ込められてしまいます。
メビウスを捕らえたまま空へと浮かび上がるカプセル。その中はタールのような液体で満たされて行きました。
やはり黒い竜巻と共に現れるスーパーヒッポリト星人。カプセルはこいつが仕組んだ物だったのです。
「掛かったな、ウルトラマンメビウス!」
カプセルは横浜港に着水し、その姿を消します。
その中から現れたのはブロンズ像と化したメビウス――それは、人類から希望を奪うには十分すぎる光景でした。
ブロンズ像化されたメビウスは造形物で表現されています。
茶色の掛かったブロンズの彩色は重厚感もバッチリ。DVDでじっくり眺めて、私もフィギュアのブロンズ塗装に活かしてみたいぐらいです(笑)
ポーズは右手を前に大きく伸ばしたという物。
もがき苦しんでいた割にはカッコ良く固まったと思いますが、見様によっては助けを乞う姿にも見えるんですよね。
凛々しく固まって見えたか、それとも弱々しく固まって見えたか……解釈が分かれるポーズだと思います。
・貴様は生きたまま死ぬ!
メビウスをカプセルに捕らえたスーパーヒッポリト星人が、彼に勝ち誇って言う台詞です。
この台詞、固めの本質を言い当てているみたいで個人的にツボなんですよ。
あくまで『別の材質に変えられた』訳であって、肉体や精神が死を迎えたという訳では無い。
だが被害者は指先を動かす事すら出来ないし、ましてや意識があるのかどうかすら怪しい。
仮に意識があったとしても、硬化した口は只の一言も発する事ができない……
元に戻す手立てが無い以上、一切の反応を示す事の無くなった姿は『死んでいる』と言われても何らおかしくありません。
そんな不安定な、危うい状態に少女なり少年なりを貶め、それを眺めたり加工したりして愉しむ。
……自分で言うのも何ですが、なんとも意地悪な愉しみ方ですね(笑)
しかしながら裏を返せば、被害者は彫像化した身体を破壊されない限り『生きている』のも事実。
解除さえ出来れば、また以前と変わりなく行動できてしまいます。
固められた被害者って、言ってしまえば生と死が物凄く曖昧なんですよね。
登場人物を死なせる事無く、完膚無きまでに行動不能にする事ができる。
つくづく『固め』の面白さを再認識する次第です。
・時間ごとに注目
メビウスは物語の終盤までブロンズ像化されたまま放置されてしまうのですが、その間の見せ方には色々と工夫が為されてます。
以下、気になった所をピックアップしてみますね。
お気に入りのキャラが固まった光景に重ねあわせして頂けたら幸いです(笑)
・ブロンズ化直後
ブロンズ化されたメビウスは横浜港に設置されるのですが、着水の瞬間に大きな水飛沫と波が。
40m級の巨大オブジェの持つ重量が良く解る演出だと思います。
晴れ渡った横浜の空とブロンズの黒光りのコントラストも面白いです。
言い用の無い不安感を煽ってくれるみたいで。
・雨ざらしになるメビウス
『吹き荒ぶ雨の中、ピクリとも動かない被害者』『固まった人物に呼びかける⇒当然無反応』
私のツボがぎゅっと詰まっていて、個人的にお気に入りのシーンです。
彫像と化したメビウスを見上げる場面ですので、アングルも自然にあおりの物になって来ますが……この場面の悲壮感が非常に良く出てました。
……固まった娘さんをあおりで眺めるの、ちょっとした夢なんですよね(笑)
・復活直前
いよいよクライマックス。固まっていたメビウスも最後の戦いに向かいます。
時間としては一瞬なのですが、解除される直前に横浜港の灯りに静かに照らされているメビウスが。
オレンジの光でうっすらと照らし上げられている姿は、何だか幻想的でもありました。
……固まった娘さんにも応用が利きそうだなと、ちょっと不純な気持ちで見てしまっていた事を告白いたします(笑)
・総括
普段から取り留めの無い文章でしたが、今回は映画の内容を記憶を頼りに書いた為に、増して混沌とした内容になっております(笑)
興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非とも劇場でご確認してみて下さいませ。
被害者がウルトラマンという特殊なシチュではありますが、固まる過程の演出、彫像の見せ方など見るべき所は多いですよー。
次回は折角ですので、私なりにスーパーヒッポリト星人をご紹介してみたいと思います。
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